
まだ指先は冷たいですが
啓蟄すぎて、鶯の発声練習が聞こえてきた今日この頃。
今日も今日とて、デッキのサテライトオフィス(?)で仕事しています。
まだ風が冷たいので、タイピングする指先はチンと冷たい。
しかし、お昼過ぎになると背中に陽光があたり、ポカポカと心地よくなります。
あんまりあったかいので、犬は「ハァハァ」言ってます。
さて、このブログを読んでいる知人から、
「新築の時に庭を作れなかったら、もう作るチャンスはないの?」
と質問をいただいたので、shino-sora gardenの「リガーデン」について書いてみたいと思います。
「リガーデン」の思いに応えたい
ここのところ、ブログのテーマが「新築時のお庭づくり」や「新築時のお庭づくり予算の確保」といったものばかりでしたので、
「家は建てたけど、お庭づくりもしたい」
という「リガーデン」を望んでいる方にとっては、
「予算がないよ〜」
と不安にさせてしまったかもしれません。
しかし、shino-sora gardenにご相談される方、施工をされたお客様のほとんどが「リガーデン」のお客様です(サロン新築に合わせてのお庭づくりもありましたが)。
ほとんど、というより、ほぼ全て、です。
ではなぜ、「新築」をテーマにしたブログを書いたかというと、これから「家づくり」を計画している人たちに、このブログを参考にして欲しいから、です。
特に「お金の使い方」という側面から。
(この辺りは、過去のブログで書いているのでご参考を)
さて、「リガーデン」を望むお客様、とりわけshino-sora gardenにご相談されるお客様は、
「緑が、自然が好き」で、「調和の取れた生き方」を望んでいて、お庭に対して、ある程度イメージを持っていらっしゃる方が多いと思います。
それはつまり、
①それまで過ごしてきたライフスタイルの中に、「何か足りないものがある」という認識を持っている。
②そして、その「足りない何か」が「お庭」だということもわかっている。
③そのお庭が「家族の調和」と「空間の調和」「暮らしの豊かさ」と「人生の豊かな変容」をもたらしてくれる、と心の中で気づいている。
そんなお客様と、不思議なことにご縁をいただいてます。
shino-sora gardenのテーマは、
『「お庭づくり」を通して、お客様の豊かな暮らしに寄り添い、お客様の人生が豊かに変容していくことに寄与する』こと。
だからこそ、お客様の「お庭づくり」「リガーデン」への想いに応えたい、と思っています。
「規模」でなく「豊かさ」を提案します
「なぜ、山に登るのか?」
「そこに山があるからさ」
とは登山家ジョージ・マロリーの名言です。
これを、shino-sora garden風に言い換えると、
「なぜ、庭を作るのか?」
「そこに豊かさが生まれるからさ」
といった感じになるでしょうか。
たとえば「目隠しフェンス」は、その名の通り、第三者の視線から家族のプライベートを守ってくれます。
ですが、ヒョロリと伸びた雑木のヤマコウバシは、目隠しには何の役にも立ちません・・・。
しかしヤマコウバシは、四季を通じて、葉芽の膨らみ、青葉の茂り、鮮やかな彩り、春に向けての静寂、を感じさせてくれます。
「問題」を「機能で解決する」ものではなく、「人生」を「豊かさで満たしてくれる」。
今風に言えば「デッキ」ですが、日本建築の窓から張り出した板間は「月見台」といいます。
私たちshino-sora gardenは、たまのBBQでしか顧みられない広いデッキより、
家の内と外を繋ぎ、自然と繋がることができる、一畳の月見台を提案したい。
「雨を感じられる人もいれば、雨に濡れるだけのやつもいる」
〜 ボブ・マーリー 〜
晴れの日も雨の日も、四季を通じて「感じる」ことができるお庭の形を引き出し、ご提案したいと思っています。
(名言の引用が多い・・・)
お庭は「育てるもの」
とはいえ、お金の話は避けて通れません。
以前のブログで、「家は消費していくもの」と書きましたが、私は「庭は育てるもの」と思っています。
以前のブログで、「予算300万〜」と書いた記事もありますが、この金額はshino-sora gardenの予算平均値ではありません。(正直いえば「まだ実績が少ない」というぶっちゃけな話でもありますが)
「望む庭(住まい)の形を」と望むお客様、それぞれライフステージが違います。
もう子育てが終わったご夫婦、これから我が家を作るご家族、あらためて家族の本質的な幸せを見つけるご家族・・・。
当然、かけられる予算も異なります。
それぞれのライフステージにおいての、支出の優先順位も異なります。
だからこそ、家族が望む理想の庭づくりに向けて、
窓から見える一本の樹を植えることから、本質的な豊かさを育てていくことを始めてみませんか?
大事なのは、本当に望む理想の庭を見つけること
何が適当な予算なのか?、というよりも、
将来、どんなお庭を望んでいるのか? が、shino-sora gardenのお客様へのアプローチです。
お客様の予算を把握する → 予算の幅に合わせてご提案
ではなく、
お客様の本質的な庭の形を引き出す → できる限りの提案をする
が、shino-sora gardenのアプローチです。
それを実現するために、shino-sora gardenが行っているのが、
「元臨床心理士によるカウンセリングと、瞑想を用いた潜在的な本当に望む庭のイメージの顕在化」
です。
ガーデン施工会社や造園会社で、こんなことしてるとこがありますか?
おそらく全国を探しても「無い」と断言してもいいと思います。
shino-sora gardenのお庭作りで、将来実現したい「本当に心から望む形の庭」を見つけることができたら、「目先、とりあえずの価格」で安価な施工にブレず、愛しい雑木一本から理想のお庭を作ることができるのではないでしょうか?
理想のお庭に向けて、一本、そしてもう一本と、時間をかけながらでも理想のお庭を作っていく。
そんな想いを持ったお客様とご縁いただければ、まさに庭づくりに携わるものとして、幸甚の極みだと思っています。
今回は、名言の引用が多かったのですが、最後にもう一つ。
「庭はわたしの自慢なの! 謙遜なんかしないわ。うちの庭は、地上の楽園よ!」
〜 ターシャ・テューダー 〜
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