
確定申告のシーズン突入ですね・・・。
会社勤めの方はピンとこないかもしれませんが、最近の(いわゆる)パー券裏金問題のニュースを聞けば、「多少の申告漏れも大目に見てくれよ」とぼやきたくもなる事業主の方も多いことでしょう。
税務署の方々も、「この時期に嫌なニュースだな」と思っているそうで。
こちらはこちらで大変ですね。
ということで(?)、今日は、お庭づくりの予算とタイミングに関して思うことを書いてみます。
①お庭ってどれくらいの予算がかかるんだろう?
ぶっちゃけた話をします。
shino-sora gardenは、駐車場の土間コン、目隠しフェンスの設置だけ、といった外構パーツ単体の施工は行っていません。
例えば、ファサードからアプローチ、リビング前のスペースなどをテーマに沿ってトータルデザインをしています。
それは何故か?
外構のシングルパーツだけの施工だと、既に「あるもの」との調和が取れないから、です。
結局コンセプトやテーマ、素材がチグハグなもののパッチワークになってしまうから。
仮に、お客様が「それでもいいから」とおっしゃってくださっても、少なくないお金を使っていただくことになります。
それを「死に金」にしてほしくないから。
できるだけ、必要十分の範囲で、大きな変化を感じていただくようにお客様と向き合います。
そして、施工面積や素材、樹種や本数にもよりますが、トータルデザインになると、300万円〜の費用・予算が大体の目安でしょうか。
ネットを検索すれば、格安の外構プランを目にするでしょうから、「高いな〜」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
ただ、これまでの施工に関して言えば、これらの予算には既存の外構パーツの撤去・処分費用も含まれています。
つまり、「少なくないお金」を使って作ったのに、また「少なくないお金」を使って捨てなければならない、ということなのです。
(しかも、かつてよりも物価が上がっている、という昨今・・・)
じゃあ、できるだけ無駄な予算をかけずにお庭づくりをするためには、という話なんですが・・・。
②重要なのはタイミング
新築時のお庭づくりとお金のはなし
ライフイベントの中でも、メインといっても過言ではないほど、「家づくり」はワクワクの高揚感に包まれるビッグイベントです。
あなたは「さあ、新築しよう」と決めたら、まずは何から始めますか?
土地が無ければ、土地探しからですが、最近はハウスメーカーを選んで、営業マンに土地を探してもらうのが主流のようです。
そして、上手いこと予算内の土地が見つかり、「マイホーム」のプラン作りがスタートします。
間取りは? 子供部屋は? キッチンは? 書斎は? パントリーは? リビングは?
どんどんプランが固まっていきます。
どんどんワクワクが高まっていきます。
そして、決めて行かなきゃいけないこともたくさんあります。
外壁は? 壁紙は? 床材は?照明は? カーテンは? コンセントの数は? 洗面は? エトセトラ、エトセトラ・・・。
打ち合わせは数ヶ月から半年かかることも。
ん?
何か忘れてませんか?
そう、「お庭」です。
しかし、メーカーから提示された資金計画表を見ても「お庭づくり費用」なんて項目はありません。
あるわけありません。
これかな? というのは「付帯工事」の「外構費用(駐車場2台分とフェンスなど)」の項目。「シンボルツリー植栽費用(1〜2本)」の予算どりをしているハウスメーカーもいらっしゃるでしょうが、とても「作庭費用」なんて項目なぞ、目にしたことがないです。
弊社ホームページの
でもお伝えしていますが、本当に「望む庭がある家づくり」を目指しているのなら、まずはお庭へのイメージをしっかり持って、ハウスメーカーにお伝えした方がいいです。
なぜならば、
「庭がある」前提の家の設計にならないから。
窓やサッシのデザイン、大きさが変わるから。
南面道路にリビングが面して日中はカーテン閉めっぱなしの家になるかも。
3のために、無駄に背の高い目隠しフェンスが必要になるから。
建築費用が膨らむと、真っ先に外構費用から削られるから。
ハウスメーカーは外構費用よりも建築費用を重視するから。
とりあえず庭づくりを後回しにしても、その後の費用捻出が難しいから。
です。
1〜4に関して言えば、資金回収までの期間を短くしたいハウスメーカーにとっては、注文住宅と謳っていても、テンプレートの設計を上げてくる会社さんもありますし、最近はCADを使ったソフトで、建築士ではない営業マンでもある程度の設計ができたりします。
5、6に関しては、土間コン打つだけよりも、基礎の上に立体的に予算が必要になる建物の床面積を増やした方が会社の得になるのは当然ですよね。
7は現実的に、住宅ローンを支払いながらのお庭の予算づくりは難しいから。
わざわざ金利の高いリフォームローンを組んでダブルローンを支払っていくことはナンセンスです。住宅ローンを借り換えるにしても、ある程度の支払い実績がなければ、審査のハードルが高くなります。
③とりあえず、今回の結論
「庭は後で」は「庭は作れない」です。
もしこのブログを読んでいる読者の方で、「庭のある家」を作りたい。という方がいらっしゃいましたら、一度shino-sora gardenにお声掛けください。
shino-sora gardenでは、実際のお庭づくりのほかに、ハウスメーカーの設計士やコーディネーターとの打ち合わせの際に、イメージをきちんと伝えられる様、イメージ作りのための瞑想とカウンセリング、コンサルティングも行っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
では、今回は長くなりました。
次回「お庭づくりとお金のはなし②」に続きます。
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