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お庭づくりとお金のはなし② 〜中古住宅でお庭のリフォーム〜

shino-sora garden ディレクター

更新日:2024年2月16日



中古住宅で庭のリフォームはベストな選択肢
犬と庭にて(今年は暖冬でよかったぁ)



前回の続きです。


三連休の中日(今日は建国記念日:かつての紀元節ですね)、ちょっと書店で資料探しなどしておりました(すみませんこの記事書いたのは少し前です・・・)。


熊本でもいくつかの地元出版社が、家づくりに関する月刊誌を発行しています。

円安で、外材の資材費は高くなっている傾向ですが、熊本の半導体バブルや年明けからの株高、賃上げのニュースなどを見れば、デフレの脱却も見えてきた、ということで今後も新築の着工件数も増えてくるのかもしれません(あとは長期国債の利上げが気になりますが)。


加えて、様々な地元ビルダーが増えたことで、デザインの選択肢が増え、消費者の「家」に対するリテラシーが上がってきた、ということも言えますね。


しかし、最近私が気になるのは、中古物件や空き家のリフォームやリビルドです。


放置されたままの空き家に対する固定資産税の改正や、各自治体が空き家バンクなどのページを開設するなど、「今ある資産」の活用に積極的になっていることで、リフォームに関する雑誌なども増えてきています。


という事で、今回は中古物件を購入するときのお庭づくりとお金に関して、つらつら書いてみたいと思います。


 

予算とタイミングを考えるなら、中古住宅でお庭のリフォームっていいかも


自分が望む、家族の理想が詰まった新築の家。


まさに、ワクワクが止まらないフレーズですよね。


ですが、お庭に限らず、家づくりには当然のように「予算」という如何ともし難いハードルが存在します(ま、何を買うにしてもあるんですが、特段にその額が半端ではない)。




元旦に起こった能登半島地震は、1981年6月1日より前に確認申請をした旧耐震基準の住宅の倒壊が多く、改めて地震国日本における建物の耐震強度の重要性を痛感しました。

かつて、マンションの耐震偽装が発覚し、阪神淡路、中越、東日本、熊本での教訓を得て、日本人の建物の耐震強度へのリテラシーは高まっていると感じます。




さて、話を戻して。

先ほどの話を前提として、私は中古住宅の購入というのは、かなり「アリ」な住まいの求め方だと考えています。


なぜなら、安心して住める「家」がすでにあるから。


これからの経済は物価の伸びに見合った賃金の上昇がなければ、上がり続ける建築費に対して、新築に向けての住宅ローンを組むにも二の足を踏んでしまいます。


そして、住宅は消費財ですので消費税がかかりますが、土地には消費税はかかりません。


これからわかる通り、住宅は建てたその時から、「価値が下がるもの」になります。

しかし、中古住宅の購入というのは、これを逆手に取ったお得な買い物の仕方です。


先に書いた通り、築10年、15年程度なら耐震強度の面でも問題ありません。


あとは立地、デザイン、間取りがマッチさえすれば、ハウスメーカーとの長い長い打ち合わせからも、なぜか増えていく建築予算に震える日々からも解放されます。





そして、庭づくりにおいても、中古住宅の購入は(ひょっとしたら)ベストな選択なのです。



 

「いつか」ではなく、住み始めから「望む庭のある家」



中古住宅に「お庭」の魔法を


ぶっちゃけて言えば、中古住宅の外観の印象を変えるには、よほどのリフォーム(最初から新築すればよかったじゃんレベル)が必要です。


前章に書いた通り、今どきの中古物件は、まあ好みにあった外観、デザインであれば「アリ」なワケです。


それでいても、やはり「我が家」な雰囲気をスタイルをなんとか醸し出したい。

そう思うことは当然かもしれません。


では、何をどうすればいいか?



ズバリ、「お庭づくり」です。

それも、「この庭があって良かった」という「本当に望む庭」を作ることです。

何度も繰り返していますが、中古住宅でお庭のリフォーム、アリだと思います。



新たに家族が住む家に、樹々を植え、外構を整え、照明を灯し、本当に暮らせる庭を作ることで、「庭」が中古住宅に魔法をかけてくれます。


以前から暮らすご近所にとっても、新しい庭を含む「隣の家」は新たな印象を与えます。

そしてそこに暮らす家族にとっても「らしさ」が溢れる「我が家」が完成します。



築浅の中古住宅の購入であれば、庭のリフォーム費用を含めて、金利の安い住宅ローンを利用することができます(もちろん、住宅ローン減税も適用範囲)。


そして、「住み始め」から「望む庭のある家」での暮らしを始めることができます。



 

とりあえず、今回の結論



「庭」がもたらす効果を最大限に活かしましょう



前回のブログで書いたように、新築後の「いつかは庭を」は、「いつまでも庭が・・・」になりかねません。



ということで、中古住宅という選択肢は、「アリ」で、かつ最近注目している分野なのです。



shino-sora gardenのお庭は、「本当に暮らせる庭」です。


カーテンを閉め切り、一歩も庭に出ない日がある、といった庭づくりは行なっていません。セカンドリビングとして、居住空間の一部としてのガーデンデザインを提供しています。


もっと素敵なお庭のある家が増えますように。







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