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土は呼吸をする
改良のための資材はふんだんにある 我が家(shino-sora garden)の庭に降る落ち葉は、自然林に倣い、降り積もるがままにしています。 たまに木枯らしも吹きますが、どこかに偏在して吹き溜まることもなく、均一に植栽マウンドを朽葉色の絨毯にしてくれています。 冬が深まるにつれ、降り積もった落ち葉の層が厚くなると、相対的に地表が剥き出しの部分が目立つようになります。 うちの庭で言うとデッキ下の庭につながる通路エリア。 東側サロンの窓下の植栽が少ないエリア。 この2箇所には、なぜか落ち葉が積もりません。 そのほかの植栽マウンドには、暇を見つけては例の「グリグリ」をしていたおかげか、満遍なく落ち葉の絨毯が敷き詰められています。 落ち葉の定着の有無が一目でわかります これは「山結び」で主宰者のマサさんが話していたことなのですが、 「踏み固められたり、改善の必要がある場所は、地上と地表を通る水と空気の行き来(交換と循環)がないから、落ち葉が定着しない。アスファルトの上の落ち葉が、結局は風に吹かれてどこかに吹き溜まるように」 さらに、 「土壌が良い状態な
shinosora77
1月19日読了時間: 5分


分け隔てなく。
先日、南阿蘇の作庭工事が終わり ました。 南外輪山の屏風を背にして杵島岳を正面に、遠く東に根子岳のギザギザを望む広い敷地。 これまでに植えられていた既存木の剪定・整理を行った上で、新たに植栽を行いました。 お施主様は、コロナ禍明けから仕事がより多忙に。 以来、なかなかメンテナンスに時間を割けず、枝葉が混み合いへし合いしていく木々をいつも気にしながら過ごす日々。 今回は、全体を見渡し、各エリアをリセットしながら、元いた木々と新しく来た木々とが馴染むようなデザインのご提案でした。 ススキに埋もれ、押しつぶされたドウダンツツジ。 梢が干渉しあって暴れていたケヤキやカツラ。 冴えない疲れたお父さんを、カリスマ美容師の手でイケオジに変身させるかのように、すっきりと軽やかな樹形に整えました(協力業者「古閑舎」さんの剪定はいつも見事です)。 ご依頼の土地では、どこを掘っても阿蘇の肥沃な黒土が出てきます。 一旦身なりを整えた既存木は、この剪定のおかげで、再びのびのびと枝葉を伸ばしていってくれるでしょう。 ただ1箇所、気になる既存木がありました。 軒先に植わるヒメ
shinosora77
2025年12月20日読了時間: 5分


これまでの「普通」を疑う」
shino-sora gardenの庭も12年ほど経過して、 メンテナンスが必要な箇所が、あちこち散見されるようになってきました。 とはいえ、shino-sora gardenの庭は、 ガーデン事業をスタートする前に作庭 したものです。 つまり、今私たちが提案している庭の作り方とは、全く違うやり方でできている庭ですから、「メンテナンス」というよりも、「作り直し」といった方が近いかもしれません。 人に例えるなら、外科手術を施す、薬やカンフルを処方するといったものではなく、根治治療で、その人が持つ本来の力を甦らせる、というイメージでしょうか。 「土中の環境改善」という手法(思想とも技術ともいえますが)に出会ったのは、庭に育つ木の様子が慢性的におかしい、何度も木や下草が枯れる、という現象の原因を探る中でした。 それまでは施肥や栄養剤を撒く、という知識しかなかったのですが、それでは何も改善しない、ということを知った時、大きなショックを受けたことをよく覚えています。 以来、環境改善をやっているトップランナーの造園家さんや、ワークショップに学びを求め、同時に
shinosora77
2025年12月1日読了時間: 5分


いつか、ではなく。
「庭」の必要性 先日、携帯電話の機種を変更しました。 日本でiphoneが発売されて以来のiOSユーザーでしたが、 思うところあって、とうとうAndroid搭載の機種へ。 ご同輩がいらっしゃったらお分かりかと思いますが、 これはこれで、結構勇気のいるものなのです。 なぜ、Apple圏外へ飛び出したのか? もちろん、その「必要」があったからです。 同じように、車や家電、金額が小さいものであれば、下着や調味料など。 人は、「必要」とするものには、あまり躊躇せずに購入を決定します。 そして、新しくなった家電や、充填された調味料からは、 それまで以上の利便性や満足感が得られます。 では、「庭」はどうでしょう? いつかは、と思い続けて・・・。 お庭つくりという仕事をする中で、なんとなく雰囲気として強く感じているのは、 みなさん「いつかは・・・。」と思い続けているんじゃないかな、ということです。 しかし、その思いは意外にも「問い合わせ」や「相談」という、 直接的な行動にはつながっていない。 「お庭が欲しい」人たちはたくさんいるけど、 「いつかは」という人たち
shinosora77
2025年11月17日読了時間: 4分


大切なレモンの木の再生
ロープに支えられ、弱々しく立つレモンの木 ポツン、と寂しげに リガーデンのご依頼をいただいたお客様の庭には、根元がグラつき、今にも倒れそうなレモンの木がありました。 このレモンの木は、ご夫婦にとっては、とても大切な木。 苗木から育て、背丈ほどに成長しましたが、年を追うごとに根本がグラつき始め、葉つきも悪くなってきたそうです。 ご夫婦は、もしものためにいくつか挿し木を作り、これもまた大切に育てていました。 原因がわからず弱っていく木を支えるため、3方向からロープを張り、息も絶え絶えな様子のレモンの木は、なんとか倒れず、しかし見た目にも元気のない様子でポツンと庭の一角に立っていました。 呼吸をしていない庭 リガーデン以前の庭は、人工芝が全面に敷き広げられた、いわゆる「メンテナンスフリー」の庭でした。 青々とした樹脂製の人工芝。 日光を遮り、雑草の発生を抑制する防草シートや、人工芝は、 「雑草を生やしたくない」 「メンテナンスの時間がない」 というご家庭では、一般的で、普通の選択肢だと感じます。 (このご家族は、「いつかは庭を」と思いつつも、「タイミン
shinosora77
2025年11月2日読了時間: 4分
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